2012/01/05
新年あけましておめでとうございます。


今日がＫＣＳセンター豪徳寺の
仕事始めです。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様が健康で、
元気に笑顔で過ごせるよう、
今年もはりきっていきます♪


お昼に、
近所の豪徳寺に行ってきました。

豪徳寺は、井伊家の菩提寺で、
（幕末の桜田門外の変、で有名な、
井伊直弼のお墓もあります。）
招き猫発祥の地、
ともいわれるお寺です。


むかしむかし。
豪徳寺は貧しいお寺で、
雲水修行をしてようやく
生計を立てていたそうです。

お寺の和尚さんは
ことさら猫をかわいがっていて、
わが子のように自分の食べる分も
与えて育てていました。

ある日、その猫に
「お前に恩というものがわかるなら、
何か果報を招いておくれ」
と言い聞かせたのですが、
そのあと、年月が経ってから。

ある夏の日の昼下がり、
鷹狩りの帰りの武士の一団が
中にやってきて。

「今、寺の前を通ろうとしたら、
門前の猫が、我らを見て
手を上げてしきりに招くのが
不思議なので、入ってきてみた。
しばらく休ませてくれ」

というので、
お茶など出していると、
急に夕立が降り出し、
雷鳴が鳴り始めました。

和尚さんが心静かに
三世因果の説法をしたところ、
武士は大喜びして、

「私は、彦根の城主、井伊直孝です。
猫に招かれて雨をしのいで、
和尚にお説法を聞くのも
仏の因果でしょう。
今後もよろしく頼みます」

といって帰ったのですが、
これが豪徳寺が吉運を開くはじまりでした。

やがて、井伊家の菩提寺となり、
田畑多く寄進され、
一大伽藍となりました。

和尚さんはのちに、
この猫の墓を立てて
その冥福を祈り、
猫の姿形をつくって、
招福猫児（ねこ）とたたえて
おまつりしました。
家内安全、商売繁盛、心願成就で
有名になりました、とさ。


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